怪しいアジアの怪しいニュース
評価

内容評価   ☆☆☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆☆☆

概要
私がはじめてクーロン黒沢さんを意識するきっかけとなった一冊、
この本を読む前、私はひどく困憊していた、
そこいら辺の事情は割愛するが、一言で言えばさみしかったのである
そんな時、この本を書店で見つけ、数ページをペラペラとめくったあと
私はレジめがけてこの本を抱えて走っていた、そして、数時間のうちに読みきったあと
体中からダークフォースが沸々と湧き出るのをその時確かに感じたのだ
そんなの思い出が深い本書を今回取り上げてみよう

本書はお三方による共著で、それぞれ三人とも香ばしい皆さんで
そんな三人がタイのB級ニュースを事実と妄想を織り交ぜながら
語る、とてもさわやかな内容となっている
まずタイトル一つからもとてもいい味が出ていて、ちょっと引用するなら
「新聞やテレビがクソまみれに」、「殺人鬼の正体は9歳児」、「超有名僧侶のセックス疑惑」
と、こんな三本立てだったら俺、サザエさん見てもいいな、と思わせる切れ味である
またお三方共に文才がある方達で、読んでいてどこか疾走感のある文章はすばらしいの
一言に尽きる、その中で特筆すべき点なのはクーロン黒沢さんで
今の日本文学に確実に足りない澱んだなにかを文章の中にひめた、
まさに僕らの暗黒面!だてに任○堂から警告を食らっちゃいないぜ!

タイが好きな人も、またB級ニュースが好きな人も必読の一冊
また、悪趣味本の入門書としてもどうぞ

追記
なぜかポッチン下条さんが参加してないけど、どうしたんだろうね

DATA
著者
クーロン黒沢
梅本 善郎
リン外川

出版社: KKベストセラーズ: ISBN: 458430811X : (2005/01)

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# by unit-731 | 2006-07-02 20:48 | 文化・風習
教科書にのっているヘンな英語
評価

内容評価   ☆☆☆☆
価値評価   ☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆

概要
「I am a pen.」
時として英語は読むもの全てを震撼させる怪物になる、
私が中学生の頃、英語の教科書ではケツのでかい外人の女教師と
どっかのボンクラ中学生が銭湯のことについて話していたり、
コロンという遺伝子操作で顔から直に手足が生えてる猫らしき生命体が
普通に日常生活を送っていたりと、スピルバーグも真っ青な物語が繰り広げられていた
日本の教科書会社には頭のビスが吹っ飛んでる人間しかいねえのか!
と日本中で私を含めた数人が思っていたことだろうが、
今日はそんな英語の教科書をいじりつくしたこの本を紹介したい

この本は芸人であるスパルタ教育さんが教科書、参考書にのっている
ちょ!お前!!な文章をいじりつつ、疲れた脳を解きほぐす内容で、
受験勉強の合間にピッタリな本となっている
例文も確かに笑えるし、それに対する著者の愛があるツッコミも良い味なのだが
例文に伴っている挿絵もおもしろい、
また、大正時代の英語の教科書もひっぱってきて攻めているところも
他にはないおもしろさであると言えよう
また、英語の例文一つ取ってみても、
これがほんとに例文かよと思えるほどのものもあって、世が世なら
精神病院行きはまぬがれないだろうと思える病んだどす黒い何かがてんこもりである

英語が嫌いな人も好きな人も一回読んでみることをおすすめする
ちなみに断っておけば、受験勉強の役には一切立ちません

DATA
著者
スパルタ教育
インデックス・コミュニケーションズ:ISBN: 4757302290:(2004/05/20)

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# by unit-731 | 2006-06-30 21:32 | 文化・風習
七三一部隊 生物兵器犯罪の真実
評価

内容評価   ☆☆☆
価値評価   ☆☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆

概要
どうしても七三一部隊となると、『悪魔の飽食』と『黒い太陽七三一』が
頭の中にチラチラよぎるのだが
今回は講談社現代新書から、この本を紹介したい

ドキュメンタリー性という点では『悪魔の飽食』に負けるが
資料性はなかなかのもので、『悪魔の飽食』には使われていない
貴重な図版、証言が含まれていることは評価すべき点といえるだろう

著者は科学史や生物兵器の軍縮を専門とされている常石敬一さんで、
専門分野も手伝ってか、本書では生物兵器の歴史や
戦時中の状況も踏まえて語られている
特筆すべきなのは第三章の人体実験から第四章である実戦使用までの流れであろう
七三一部隊フリークはこの部分だけでも読んでおくと
いっそう理解が深まると思う
また、本書には七三一部隊を率いた石井四郎自身にもスポットがあてられ
記載された部分もあり、なかなかユニークな作りになっている

DATA
著者
常石 敬一
講談社:ISBN: 4061492659:(1995/07)

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# by unit-731 | 2006-06-27 22:16 | 暗黒科学
ド・ラ・カルト
評価

内容評価   ☆☆☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆☆

概要
漫画で無意味なサービスシーンが多い漫画家はいったい誰であろうか?
大暮 維人?赤松 健?NON!答えはそう、藤子・F・不二雄
特にその傾向が顕著なのは「ドラえもん」で、
ドラえもんの出す秘密道具で、どこにでもラクラク移動できるものが登場すると
きまって人んちの風呂場へ行き着く上に、
裸になってるのは現役女子小学生といった有様、これでいいのか日本人!
ゾマホンが聞いたら2秒経たないうちに切れそうだが、今回は
そんな恐怖漫画「ドラえもん」のファン必読の書、ド・ラ・カルトである

ド・ラ・カルトは1998年に初版が出ているのだが、2006年の今日に至るまで版を重ねている事を見れば、
この本がいかに愛読されているかがおわかりになるだろう、
それもそのはずで、実際読み物としても、また資料としてもこの本は良く出来ているのだ
本文は一つ一つトピック分けされていて、
豆知識や余話などをふんだんに用い、読者の興味を引き付ける、そのわりに文はきっちりとしていて、
読む世代を選ばない構成となっているのだ
かつ、版元が小学館のため、図版がふんだんに使われていることも評価が高い
著作権の制約をうけない分、自由度の高い編集となっていることが
ここまでの良書を生んだのだと言っても過言ではないだろう

近年になって、ドラえもんの声優が総入れ替えされ、のぶ代のドラ声が聞けなくなったかと思うと
さみしいかぎりだが、そのかわりドラえもんへの注目度は高まり、
サブカル好きもまきこんで、雑誌に特集が組まれるなどの動きもあった
いずれにせよ、日本の誇るべき漫画の一つであるドラえもん、
あなたも子供の頃を思い出して、一読することをお勧めしておく

DATA
出版社:小学館: ISBN: 4094160418:(1997/12)

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# by unit-731 | 2006-06-23 21:55 | サブカルチャー
データハウス1号
評価

内容評価   ☆☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆
分かりやすさ ☆☆☆

概要
人間は懲りない、
「おとっつあん、もう薬はやらないってあれほど・・・」「うるせえ!」と
娘を張り飛ばすシャブ中親父、
つかまるたびに、もうやりませんと泣きながら詫びる万引き犯、
あれだけ昔たまごっちを買ったのにもかかわらず、ニューバージョンになったからまた買ってる奴ら、
田代まさし
どいつもこいつもろくな奴らじゃない、だがそれがいい!

というわけで、今回は懲りない出版社データハウスのデータハウス一号である
この本の前のシリーズは爆弾でどっかを吹き飛ばしたヤツの本棚にあったことで
あえなく打ち切りになった、伝説の「危ない28号」で、
この事件を機に「危ない28号」シリーズは黒歴史となってしまい、あえて「危ない」シリーズから離脱し
新たな出発としてこれが出版されたのだろうと予想される

ただ、まだ懲りてないデータハウスはこの本の前半にどっからとってきたのか、爆弾関係の
資料をコラージュして掲載、さらには「爆弾反省会」という身のないコラムまでのせている、
あるいみシャブ中や万引き常習犯よりたちが悪い
このほかには大麻、ヒットマン、うんこ、などのコラムがあるが、個人的には
竹内文書についての記事がお気に入りである

くどくどと書いてきたが、
一言で言ってしまえば「危ない1号」と「危ない28号」の最もライトな記事を足して3で割ったような感じといったところか、要するに中途半端なのだ
付け加えるならライター陣もよくわからず、「危ない」シリーズ好きでも、買うほどの本ではない
当時の読者もそう思っていたのか、実はこの本、シリーズ予定が一冊で終了、
爆弾は最後に不発で終わったのだった

DATA
出版社: データハウス:ISBN: 4887185707: (2000/07)

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# by unit-731 | 2006-06-21 17:02 | サブカルチャー
不思議図書館
評価

内容評価   ☆☆☆☆☆
価値評価   ☆☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆☆

概要
皆さんはタモリの四ヶ国語麻雀というネタを知っているだろうか、
内容としてはタモリが得意のハナモゲラ語を駆使して、麻雀対局を再現するという
今聞いても面白いネタなのだが、その中に寺山修司が出てくる
登場シーンが短い為、聞き取るのが難しいが、とても理解できない、厄介な話をしていることだけは想像できる

人間、考える場所は一つなので彼の書く文章も、所々難解な部分があり、
読みこなすにはかなりの知的センスがいる
なので現代文学好きの方なら彼の作品を一回は手にとって読み、ちょっとくらっときてそれをまた棚に戻す
といったことをやった覚えがあるだろう、また、買ってみたけど
途中から文章がわけ分からなくなって、投げ出した方も少なからずいることと思う、
そんな方はまず、この本から始めてみたらいかがだろうか

この不思議図書館は、筆者寺山修司が自身の集めた変な本を、
豊富な知識でもって読者に紹介しており、
一話一話味わい深い作品は、私たちをつかの間の幻想へと連れて行ってくれることだろう、
また取り上げてられている本も、普段はあまりお目にかかれない不思議な本ばかりで、
そんな本たちから引用された図版も私たちの好奇心をかきたてるのにちょうどいい役割を果たしている

本書は修司作品の入門書にピッタリだと思うので、もし気になったら書店での一読をお勧めしておく

追記
この本、角川書店から出ているの見つけて購入したのだが
寺山修司生誕70周年を記念した本の表装も見事の一言で、本棚に飾っても見劣りしない出来である

DATA
著者
寺山修司
角川書店:ISBN:4041315301:(2005/03)

[Amazonリンク]

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# by unit-731 | 2006-06-17 23:11 | サブカルチャー
現代文学夜話外伝 オタク本死闘編 ~第一夜~
何時ごろからだろう、
ともすると人は電車で助けた女からエルメスを贈られ、
ともすると人はオーストラリアで愛を叫ぶようになった、
昔から愛だの正義だのとやらは好きじゃなかったが、今ならはっきり言える
人間愛なんてクソくらえだ!俺はハダカがユニフォームなんだよ!
みんなまだ懲りてないのか!正義だの愛だの人助けだの言ってっから
50万もする英会話教材なんか買わされるんだ!
と、あんまり関係ないこといってまとめてみたが、いかがでしょうか細木先生

ここではそんなハッピーな現代社会でいったい我々は何を読んできたのか、また、読めばいいのか
と言ったことを独断と偏見で語っていこうと思う、ちなみに私が基準であるから、
絶対に普遍的なことは言えないので始めに断っておく、ごめんなさい

まず第一夜目から「萌え」書籍について、出たとこ勝負でやってみることにするけれど、
いまどき「萌え」ってあんた、タイプしてて赤面してしまった
映像メディアは馬鹿の一つ覚えで、今でもなにかあればテロップに「萌え萌え~」と入れたりするのだが、
アレを見てるとアメリカ映画で使い古されたゾンビ物が、メキシコ映画あたりでデッドコピーを重ねて,まだ上映されてる気持ちになる、お前はブロリーかよ!

ところがどっこい、映像メディアにとどまらず活字メディアまでブロ・・・おっと「萌え」は
まだまだ健在である、というより活字メディアの「萌え」無しに、いまの映像メディアの「萌え」を語ることは出来ないので、
現状の「萌え」ブームの元凶である活字メディアの方から書いていこう
元を辿るならかれこれ3年前、萌える英単語「もえたん」(注1)までさかのぼる、
いま見るとそんなに新しい気はしないかもしれないが、昔はけっこう盛り上がっていた、
挿絵の可愛さやストーリーのドタバタ加減、なにより英単語についている例文の馬鹿さなどから、
徐々にネットのニュースサイトなどで人気が出始め
ついにはメディアも注目するほどの本になったのである
当時のオタク学生たちとしても例外なく、この本をバイブル扱いし
中にはわざわざネタとして学校に持ってきて、知り合いにこっそり見せ、ウヘへなどと笑いあっていた、ちなみに私も一冊持っている
この事例は三才ブックスの先見の明というよりかは、偶然の産物(注2)と言った方がいい
たまたま時代の流れ(注3)にマッチしてアドバンテージを獲得した好例である

このオバケ本の登場により出版元の三才ブックスをはじめ
数々の出版社が二匹目のドジョウを狙うこととなる、
はじめは傍観の立場をとっていた映像メディアも参加して
賑わいを見せ始めるのだが、それは次回にとって置こう


*注1
三才ブックスが生み出した元祖萌え書籍、POPさんというイラストレーターのデザインによる
"虹原いんく"という女の子が主人公、すきな男のために怪しげな力で、
"ぱすてるインク"とかいう魔法少女に変身し,
勉強を教えたり教えなかったりして、いっしょに大学を目指すといった物語
この主人公、どう見ても小学生にしか見えないのだが、設定年齢は17歳
誰もが警察なんかにしょっぴかれたくないらしく、いささか無茶な設定である
しかして、設定なんかハナクソ程度も気にしちゃいないロリコン男性達にはかなりの人気で、
僕の知り合いも当時、この少女にくびったけであった

*注2
まぁ歴史も偶然の積み重ねかもしれないが・・・

*注3
ネット文化の発展や、オタク向けの絵柄の好み、などなどが挙げられる
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# by unit-731 | 2006-06-15 00:35 | 企画



Alcatraz Library      -戦慄の暗黒読書ブログ-
by unit-731
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