よりぬきスネークマンショー 「これ、なんですか?」
評価

内容評価   ☆☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆

概要

スネークマンショー、初めて聞いた人には見世物の名前としか思えないが
じつはこれ音楽関係者をして伝説のラジオ番組と言わしめた、
一世風靡のラジオショータイトルなのである
私も数年前にラジオアルバムを購入し、初めてスネークマンショーなるものに触れたのだが
間に挟まるキャッチーで、でもどこかダークなコントや、センスの良い曲選など
今にない先鋭さを持つ素晴らしい構成であった
知らないなあ、と首を捻っているあなたでも、
もしかしてスネークマンショーの内容はどこかで聞いているかもしれない
一昔前のネットワーカーならFLASHで某大門某ピーポ君
ドアの奥にいるおかしな男と寸隙を繰り広げるフラッシュとして見たことがあるだろうし
YMOのアルバム「増殖∞」を聞いた人ならなんとなく「あっ、あれか」理解できるだろう
この本はそんなスネークマンショービギナーからリアルタイムのリスナーまでを
対象として、スネークマンショーの歴史や世界にどっぷりと漬けてくれる
最高の一冊であると言えよう

内容としては、スネークマンショーの誕生から打ち切り、そして近年における
ラジオアルバム復活などをその当時、ラジオに関わったものしか知りえない、
ショーの裏話を交えながら紹介していく本流から、
その当時放送していたコントを紙面上で再現しようとした試みでもある
スネークマンショーラジオコント再現ページ、
おまけにしちゃ結構豪勢な、番組内でオンエアされた楽曲の(ほぼ)すべてを
記載したリストなど
分流もかなりイかした出来となっている
特にコントのページは本流でそのコントが出来た辺りの記載あとに
ぱっと何の脈略もなしに現れて、読者の頭を良い感じにほぐしてくれる
良いスパイスになっており、
なんだか作りもラジオのスネークマンショーに似ているのだった

前作のカセット付スネークマンショー本と比べてなんの音源も付いてこないのが悔やまれるが
その分情報量は計り知れない、スネークマンショーに興味を持った方は
ぜひこの本とラジオアルバムを平行してお楽しみいただくことをお勧めしておく

DATA
監修
桑原茂一2
新潮社:ASIN:410465101X:(2003/12/17)

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# by unit-731 | 2006-09-22 18:10 | サブカルチャー
封印された『電車男』
評価

内容評価   ☆☆☆
価値評価   ☆☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆

概要
一昨年、去年と引き続いた純愛ブームにも、やっと陰りが見え始めた今日この頃
いかがお過ごしでしょうか?
もはや、誰も世界の中心で愛を叫んだり、
死人が蘇ったりしなくなり、なによりな事である
(そもそも「ゾンビ」「黄泉がえり」、死者が蘇るというコンセプトは一緒なのに、なんでこうも違うのだろう)

そんな中、やはりネット内外で評判が二分した「電車男」という本は、今回の紹介本にも、この度の更新にも、かなり印象深いものであったと思う
昔、パソコン世界の文章を現実世界に持ち込んだりすることは、最大のタブーであったはずなのに
それを堂々とやったばかりか、あまつさえそれがブームになってしまったことは、
当時多くのネットユーザーを震撼させた出来事だったのだ

余談はこれくらいにして本の紹介をしよう
この本はどちらかといえばネット側、特にそのユーザー側に近い位置から書かれていて、
本編では収録されていない、主に負の部分から分析された文章は
「電車男」をただの純愛ストーリーから、真実へと導く重要な鍵を握っている
だれもかれもが一人の主人公を応援したわけではないのを前提として、
オタクから一人の男になるはずのピュアな王子様は
狡猾であり、またずる賢い一人の男であるし、
また、包容力のある年上女性として描かれるヒロインは
結婚適齢期ギリギリの少々ごぶさた感が否めない一人の女である
所詮、「電車男」という本はフィクションとしてしか成立できない本なのだ
罵倒やセックス(に近い)シーンを削ってしまったが故に売れた、「電車男」の化けの皮を、
本という刀で剥いでみるのはいかがだろうか?

著者はあの「封印作品の謎」シリーズを書いてらっしゃる安藤健二さん
さすがといっては妙な感じだが、突っ込みどころをわきまえた文を書いている
あれだけ膨大なlogをもう一度見直すところから始めているところも、あっぱれとしかいいようが無い
ただ、本的には結構ページが少なく、薄い、そのくせ800円もするという、言葉は悪いが少々ボッタな価格設定である、
加えて、当然この本にも参照としてlogが使われているのだが、参照として存在するものをいささか使いすぎの感が否めない、
誰もそれでページを埋めてるなんて口が裂けても言わないが、ブルータスお前もかよ・・・とだけこの場では言っておこう
とりあえず最初は立ち読みで、と思う一冊

DATA
著者
安藤健二
太田出版:ASIN:4872339339:(2005/2/26)

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# by unit-731 | 2006-08-02 20:52 | サブカルチャー
ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまで
評価
内容評価   ☆☆☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆☆☆
分かりやすさ ☆☆

概要
周辺文化研究家こと、ばるぼらさんの新作
これまで各所で発表されてきた膨大な量のFlashやGIFアニメを
オールカラーの美麗な作品のキャプチャ画像と共にレビューしている

これだけでもかなり惹かれるのだが、
本文中に収録されたFlash作家さん達へのインタビューも興味深いものがあり
(個人的にはぴろぴとさんのをお勧めしておく)、Webアニメを作ることは仕事か、
それとも趣味か、という質問項目は、作家それぞれにおいて現実や夢の境目を露骨に浮き彫りにしており、おもしろい
ここで駄目押しの一撃を加えるなら、
かーずSP管理人、かーずさんと「サルまん」でもおなじみの竹熊さんが、
それぞれ別々にばるぼらさんと対談しているコラムを推しておく、
かーずさんのFlash板誕生秘話や、おたくカミングアウト発言
あの話題作品は最初どのような取り上げられ方だったのか等など、
Flash作品の歴史を知る上で重要な、当時の裏話を語っている姿は読者としても興味を尽きずに読める重要なスパイスだ
変わって竹熊さんとの対談では、過去のWebアニメのあり方や将来の展望を
それぞれのお勧め作品を持ち寄って、それぞれに評価をしながら語ってゆく、
Webアニメの歴史において極めて重要になるであろう対談となっている

この本は今現在、美術系のことに携わっている人達だけでなく、
もっと多くの、何かを表現したい若者たちにも是非読んでもらいたい一冊
作品が収録されたCDもついて、これで2200円は安いですぜ!


・・・とここで終わればただの宣伝、一銭も俺に金が入ってないのに
メリットだけ書き出すなんて、銭ゲバであるオリがよぉ、オリがゆるさねぇんだよぉ!
確かにこの本はこれまで発表されたFlashやGIFアニメデータベースの金字塔的作品だが
なぜか紹介の最後になって海外の作品もちらほら紹介されている、
紹介したい海外作品も多数あるのは理解できるが、ハッキリ言って蛇足以外の何者でもない
日本のFlash作品に海外作品が影響を受けたケースもあるのは承知の通りだが
それならコラム外参照あたりの扱いでいいし、
なにより謎なのがなんでfat-pie.com等の精神的に不快感を催すような作品まで紹介しているのだろうか?
類稀なるセンスは分かるが、これは知る人が知っていればいい事で、
一般の本でレビューをやることに何のプラス面もない。
hattenやwasabiぐらいならまだ分かるんだけどね・・・
このレビュー中に出てきたFlashはあえてここでは詳しく説明しないので
詳細は本書で確かめてください(結局媚びることにしました、すみません

DATA
著者
ばるぼら
翔泳社:ASIN:4798110515:(2006/7/27)

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# by unit-731 | 2006-07-30 19:24 | サブカルチャー
悶絶!!怪ブックフェア
評価

内容評価   ☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆
分かりやすさ ☆☆☆☆

概要
意外だが1998年のムック、編集的に良くない新しさがあるね!
とはいえ、なかなかおもしろい記事もきちんと書いていて
人を食べた佐川さんが書いた記事を前触れ無くのせてたり、
「危ない1号」3巻では編集長もつとめた吉永嘉明さんも薬に関する記事を書いたりしている
その中でも特筆すべきなのは、
データハウス社長の鵜野義嗣さんのインタビューだろう
データハウス立ち上げの際の事情や、立ち上げ後のよもやま話など
ちょっと見、チャランポランな感じに見えても具はいたってしっかりしている

ただ、ターゲットの絞り方がアレな感じで、
ドラックや悪趣味本の特集ムックならまだありな感じがするが、
なんでイかれた健康本の紹介や、
トンデモ超常現象本なんかまで紹介してんのかがわからない
「ドラックも好きで悪趣味にもちょっと興味あるし、あとUFOとか・・・あ、健康にも興味あります!」
なんてやつがいたら、そいつ自体がちょっとした悶絶もんだよ!

とにかく、読者想定がロンパリな本ではあるが、記事はなかなかおもしろいので古本屋にあったら立ち読みしてみてください
え、この本の内容は主にヘンな本紹介?ああ、別にいいよそんなおもしろくねえし!
おまけ、おまけ!


DATA
双葉社:ISBN:4-575-46339-6:(1998/6/20)
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# by unit-731 | 2006-07-29 20:36 | 悪趣味
実録 戦後殺人事件帳
評価

内容評価   ☆☆☆☆
価値評価   ☆☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆

概要
読後の感想としては、正直「長い」が挙げられる
活字は細かいし、戦後から始まる事件年表はとにかく長い
四書五経でもあるまいに、もう少し要約しろよといいたくなる
かく言う私も読むのに25年の月日を費やしたぐらいで、
かなり老け込んでしまった

そんなアメリカンジョークはいいとして、
この本、内容的には面白いところがたくさんある
警察から流出した捜査資料を基に、
事件はどうやって解決していくのかを示したコラムや
法医学者とのインタビュー形式の対話など
読者の興味をそそる物が要所要所に光っている、
間に挿入される事件年表も、少々くどい点に目をつぶれば
アクセントとしては最適である

他にも記事としてはおもしろみのある、いい記事が多いのだが
最後の方に記載されている殺人者を五角形のグラフ評価で表した記事は
カードゲームみたいなのでやめてください、おもわず麦茶を噴出しましたよ
ちなみにこの記事で最強、いや、最悪な殺人者は、
連合赤軍リンチ事件で知られる永田洋子や連続婦女暴行犯の大久保清などで、
こうなったら多分、麻原は神のカードなのでしょうな

とりあえずいろんな意味でお腹いっぱいな本、
殺人事件が本当に好きな人は買うべきだが、
火サス辺りが関の山な人は、やめときましょう

DATA
アスペクト:ASIN: 4757200439:(1998/03)
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# by unit-731 | 2006-07-22 21:43 | 悪趣味
毒物犯罪カタログ
評価

内容評価   ☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆

概要
データハウス好みな特集の一冊、
書名からも分かる通り、この本の中には様々な毒物の詳細と共に
それらが元で発生した事件の事例が載っていて、まさにカタログそのものな作りとなっている
また、本文には毒物の対処法やその毒に関する説明も付属しており
読者を本文にぐっと近づける役割をはたしている
大体メジャーな青酸系のところから広くはフクジュソウまで取り上げているので、
毒物初心者にとってはありがたいかぎり
また、欄外にその毒物に関しての資料や参考文献も記載され、
知的好奇心をくすぐる編集となっている点も評価すべきであろう

ただ残念な点は、
資料をそのままベタベタ貼り付けた感を拭い去れない点にある
やはり読んでいて肩こる部分はライターや編集者の力で何とかするべきだ

ともあれ
手元に一冊置いておき、
推理物に出てくる薬物なんかを調べて人生の貴重な時間を無駄にするのも良いと思う
一応注意しておくが、これはあくまで
犯罪カタログであり毒物作成マニュアルじゃないことを勘違いしないでおきたい、
結論、この本は計画を練るときに
(毒物を)どんな風に使えば効果的かを考察するときに活用しよう!(すんな)

DATA
著者
国民自衛研究会

データハウス:ISBN:4887183291:(1995/6/25)
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# by unit-731 | 2006-07-10 21:15 | 暗黒科学
演劇フライヤーコレクション
評価

内容評価   ☆☆☆☆
価値評価   ☆☆☆
技術評価   ☆☆☆☆
分かりやすさ ☆☆☆

概要
皆さんには読んでると、おなかがグルグルいう本はあるだろうか、ない?ああ、そう・・・
ここで終わってもなんなので、もう少し続けるなら
私にはそういう本がある、特に中身が色彩に富んでいるものは間違いなくソレで、例を挙げるならこの本である

この本は新旧問わず集められた演劇のフライヤーが集められている
フライヤーときくと真っ先に揚げ物を思い浮かべるだろうが(俺だけかな)、今回はそのフライヤーではなく、ポスター広告か何かだと思っていただけるといいだろう
本の殆どがカラーできっちり印刷されていて、見ているだけでも相当楽しい本であり
私は生活上でインスピレーションが湧かない時にこれを読んだりしているのだが、けっこう脳にも良い刺激になるように感じる
また、本の最後で一枚一枚のフライヤーについてほんの少し解説を入れたりしているから
フライヤーの良し悪しから劇を調べることも出来て、ちょっとお得だ
また資料性にも富んでいるので、絵の発想などを思いつくのにもちょうど良い
主として美術に関心がある人達(もしくは演劇)にお勧めの一冊、高いけどな

最後に、なんで私がこんなものを持ってるかと疑問に思う人もいるだろうが、
「人は誰しも、短絡的に充実と結びつく部活動生活を送ってきたわけじゃないんだよ!」という事だけを伝えて
この本の紹介に幕を引きたいと思う

DATA
ピエ・ブックス:ISBN: 4894444577:(2005/07/10)

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# by unit-731 | 2006-07-06 20:33 | サブカルチャー



Alcatraz Library      -戦慄の暗黒読書ブログ-
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